はじめに

本作『Wizard of Legend』は、『Enter the Gungeon』に似た見下ろし視点&ローグライクのデザインが特徴のアクションゲームです。
タイトルにある”Wizard”の名前通り、攻撃の主役は魔法。
ですが、その魔法は遠距離から詠唱してチマチマ撃つようなものではなく、ほとんどが高速な接近戦・ド派手な爆発・瞬間移動・斬撃など、フィジカル寄りなバトルメイジで、非常にスピーディーです。
類似作品と比べてもかなり難易度が高いので、手応えあるアクションを求める人におすすめの作品。短時間でもしっかり遊べるため、ちょっとした息抜きにも最適です。
ゲーム概要

タイトル | Wizard of Legend |
---|---|
ジャンル | ローグライク / アクション |
プレイ人数 | 1人 ~ 2人 (Remote Playのみ) |
発売日 | 2018年5月16日 |
日本語対応 | あり |
価格(定価) | 1680円 |
総プレイ時間の目安 | 10~30時間 |
Steamレビュー(執筆時) | 非常に好評 91% (16,882件) |
『Wizard of Legend』は、スピーディーな展開とダイナミックな魔法攻撃が特徴のローグライクアクションゲームです。
プレイヤーは魔法使いを操作し、多彩なスキルを組み合わせてダンジョンを攻略します。

評価 (4.0 / 5.0)
【評価: 】
スピーディーな戦闘からなるテンポの良さと派手な魔法による戦闘の爽快感が唯一無二のローグライク・アクション。
その圧倒的な速度感ゆえに敵の攻撃を回避するのも難しく、同系統の作品と比べても難易度はかなり高めな印象。
しかも、難易度を緩和するような救済要素はほとんどありません。
そのぶん、手応えのある戦闘に魅力を感じる人には刺さる一方で、同時にプレイヤーを選ぶ要因にもなっています。
100を超えるスキルや、個性あるアイテムの組み合わせによるビルド構築の自由度が非常に高く、ローグライクゲームとしての完成度は非常に高いです。
プレイ後の感想

25時間ほどプレイし、ある程度のコンテンツをアンロックしました。
まず、ゲームプレイ中にストーリーやクエストの要素は殆どありません。というか、導入とエンディングの雰囲気作りのための演出だけで、それが寧ろ高評価です。
「スピーディーな展開とダイナミックな魔法攻撃が特徴」
確かに公式にもそう紹介されていますが、実際にプレイしてみると想像よりもずっと”スピーディー”でした。
コンボを繋げるのも、敵のスキルを避けるのも難しく、類似のゲームと比べてもかなり高難易度な印象です。
高難易度好きな私にとっては、ゲーム全体で手応えがありとても楽しめました。
ただし、難易度を緩和する要素が少なく、プレイ中にHPを回復する手段が殆ど無いので、その難しさからストレスを感じる人もいるかもしれません。
ゲームの魅力と特徴
スピーディーな戦闘による手応えある難易度

戦闘は想像以上にスピード感があり、敵の攻撃を避けながらコンボを綺麗に繋げていく感覚は非常に爽快です。
その一方で、慣れるまでは敵の攻撃にも被弾しやすいうえ、回復手段が少なく限られているため、一度のミスがそのままゲームオーバーに繋がります。
ゲーム難易度を緩和するような救済措置も少なく、類似のアクションゲームと比べても総じて難易度は高めで手応えがあります。
100を超える派手で多彩なスキルやアイテム


100種類以上のスキルやアイテムが用意されており、それらを自由に組み合わせて自分だけのビルドを構築する楽しさがあります。
スキルはすべて強化バージョンが存在し、強化前とは性能や演出が大きく変化します。
通常スキルとは別に必殺技もあるので、実質的には200種類ほどのスキルが存在すると言っても過言ではありません。
魔法の属性やプレイスタイルも多様でビルドの幅は非常に広く、ローグライクとしてのリプレイ性と完成度を高めています。
協力プレイは不便が目立つ

二人協力リモートプレイ(Remote Play)に対応しているものの、操作性にはやや難があります。
1つの画面を2人でシェアする仕様上、自身の操作するプレイヤーの位置が頻繁に変わるため、ただでさえ避けづらい敵の攻撃にさらに被弾しやすくなり難易度が跳ね上がります。
加えて、移動距離の長いスキルが多く、仲間との移動方向が合わないと画面端に引っかかって被弾したり、落下しストレスが溜まります。
おまけ: 二人対戦がかなり面白い

あまり触れられませんが、実は個人的に結構気に入ってるのが二人プレイ対戦です。
マッチメイキングやロビーといった仕組みもなく、サブコンテンツといった立ち位置だと思いますが、このスピード感でのPvPは正直かなり楽しいです。
メインのモードで使用できるすべてのスキルを選択可能で、マップギミックも豊富。見下ろし視点とは思えないほどスピーディーで手に汗握る、厨二心くすぐる魔法戦が味わえます。
仮にマッチメイキングがあったとしても、特別に流行る程のモードではないと思いますが、自分にとってはそれなりに時間を忘れて楽しめる隠れた名コンテンツです。
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