本記事では、『Halls of Torment』を25時間ほどプレイした上で感じたゲーム性、そして全体の魅力や気になった点について、率直にお伝えします。
はじめに

『Halls of Torment』は、迫りくる大量の敵を相手に、生き延びながらキャラクターを強化していく見下ろし視点のアクションゲームです。
いわゆる「ヴァンサバライク(Vampire Survivors系)」に分類される作品のひとつですが、レトロ風のダークファンタジーな世界観やUIと、やや難易度の高い硬派なアクション性が大きな特徴です。
ゲーム概要

タイトル | Halls of Torment |
---|---|
ジャンル | ローグライク / ハクスラ / アクション |
プレイ人数 | シングルプレイ |
発売日 | 2024年9月24日 |
日本語対応 | あり |
価格 (定価) | 749円 |
総プレイ時間の目安 | 10 ~ 20時間 (全実績100時間) |
Steamレビュー | 圧倒的に好評 95% (27,931件) |
このローグライトなホードサバイバルゲームで、恐ろしいモンスターの大群をなぎ倒せ。
冥界の王《ロード》たちが待ち受ける「苦悶の広間」に身を投じろ。宝物と魔法を秘めた装備の数々、徐々に増えていくヒーローたちが、迫りくる恐怖に打ち勝つ力を与えてくれる。

評価 (4.0 / 5.0)
【評価: 】
「ヴァンサバ系」の爽快感に、装備収集の楽しさを加えたトレハン要素が融合した、非常に完成度の高いローグライクゲームです。
「とにかく爽快感のあるゲームを遊びたい」、「何か手軽にハマれるゲームを探している」──そんな方には、間違いなく刺さる一本でしょう。『Vampire Survivors』が好きなら、時間を忘れて楽しめます。
ゲームの魅力と特徴
レトロなグラフィック

1990年代を彷彿させるレトロなグラフィックが最高です。
昨今は高画質なゲームが良いとする風潮も有りますが、このタイプのドット絵はこれが1つの完成形であると思います。
装備を持ち越すトレハン的要素

スキルやステータス取得の他に、装備の要素があり、それがこのゲームの独自性を出しています。
ランを終える度に恒久的にステータスをアップグレードする基本的なシステムの他、ラン中に入手した装備を持ち帰ることで次回以降のランに持ち込み使用できます。
特定のクラスと強烈なシナジーを発揮する装備や、攻撃の属性を変化させる装備など、ハクスラ特有の新しい装備とビルドを試すのが楽しいです。
段階的にアンロックできる実績(クエスト)

クエストという形で合計500個の実績が用意されており、達成する事で新たなアイテムやクラスのアンロックされます。
普段は実績を意識してゲームをプレイする事は無かったのですが、クエスト内容を確認し段階的にクリアしていきやすい難易度設定となっており、いつの間にか実績解除が目標の1つになりました。
「実績の数が多ければ多いほどやりこめるという訳ではない」ですが、『Vampior Survivar』の228個と比べるとかなり多いですね。
DiabloやPOEを彷彿させるステータスシステムやUI

ハクスラ系ゲームによくある詳細な属性やステータスがあり、クラスやアビリティごとに対応するステータスやシナジーを確認してビルドを構築します。
理解して組み立てられると楽しいですが、細かい説明や挙動の解説が無い為、よく確認してから取得しなければ効果が無駄になる事もあるのが難点でもあります。
プレイ後の率直な感想
無難に面白い!!

そりゃ、基になったであろうゲームVampire Survivorsが面白いのはもはや言うまでもなく、そこに装備集め(トレハン的)要素が加わり退屈になる筈がありません。
ただし、この手のゲームの宿命と言えるかもしれませんが、ある程度のスキルや組み合わせを試すと唐突に飽きが来ます。Steamレビューを見ていても10時間~20時間程が大半でした。それだけ遊べれば充分過ぎる!
(かくいう私も、20時間程である程度満足しこの記事を書いています。)
視認性が悪く敵の攻撃を避けれない事がある

エフェクトが派手なスキルや一部のクラスでは、敵の攻撃が殆ど見えなくなりプレイに致命的な問題を引き起こします。一応敵の攻撃は紫色にはなっているものが多いですが非常に分かりづらく、物によってはプレイヤーのスキルと全く同じエフェクト&演出です。
これで何回死んだか分かりません。
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