本記事では、『The Headliners』を10時間ほどプレイした上で感じたゲーム性、そして全体の魅力や気になった点について、率直にお伝えします。
はじめに
最近、『R.E.P.O.』『Lethal Company』『Content Warning』といった、仲間と協力して任務を遂行しつつ、ホラーを楽しむ「タスク遂行型のホラーゲーム」が大人気ですね。
今回紹介する『The Headliners』も、そのジャンルに属する作品です。
知名度こそまだ高くないものの、独自のアイデアや演出が光る作品で、マルチプレイでの楽しさは有名作にも劣りません。
ゲーム概要

タイトル | The Headliners |
---|---|
ジャンル | アクション / サバイバルホラー / ホラー |
プレイ人数 | 1 ~ 8人 (オンライン) |
発売日 | 2025年1月30日 |
日本語対応 | あり |
価格 (定価) | 920円 |
総プレイ時間の目安 | 5 ~ 10時間 |
Steamレビュー | 非常に好評85%(4,750) |
協力型ホラーゲームで、1~8人のジャーナリストチームとなり、致命的なクリーチャーに侵略されたニューヨークを探索し、壮大な写真を撮影します。あなたの唯一の目標は、見出しを飾ること…そして、生きてそれを読むことです。

評価 (3.8 / 5.0)
【評価: 】
『R.E.P.O.』、『Lethal Company』、『Content Warning』といった、最近人気のタスク遂行型ホラーゲームに非常によく似たゲーム性を持ちながらも、本作ならではのオリジナル要素もしっかり備えており、独自の面白さを確立しています。
街を踏みつぶす程の超大型の敵が大型バスや木を破壊し吹き飛ばしてきたり、兵器で武装した軍が交戦したり、特殊なNPCがランダムに出現したりなど、現場がさらに混沌としていく要素がいくつもあるのが他にはない魅力です。
ゲームバランスに難があり、目立つバグが多いのがやや欠点です。
ゲームの魅力と特徴
景色(グラフィック)が綺麗で映える


キャラクターデザインからは想像し難いですが、景色のグラフィックがとても綺麗です。
綺麗な背景を入れたロマンチックな写真から、映画のような迫力あるシーンも。写真映えばっちりです。
ランダムに出現するNPCでよりカオスに!!
プレイヤーと敵モンスター以外にも、一般市民や軍隊、ガンマンなど、多くの特殊なNPCが出現し、それに応じてゲーム内容に彩りが出ます。
類を見ないほど超巨大なクリーチャー

今まで他のゲームで見た事も無いような、スケール感のバグった超巨大クリーチャーが登場するのも大きな特徴です。敵は大きければ大きいほど良い!
車や木が吹き飛ぶような物理演算

小さな物体は勿論、車や木といった大型オブジェクトすらも衝撃によって豪快に吹き飛ぶなど、物理演算が強く効いており、この派手な演出が一番の魅力だと感じます。
単にクリーチャーの攻撃を避けるだけでなく、周囲のオブジェクトが巻き込まれて飛んでくることもあるため、環境そのものが脅威になることもしばしば。
ゲームの問題点
終盤は難易度が物足りなくなる
ゲーム中盤位までは程よい難易度でかなり楽しめていましたが、難易度が上がるほど、どんどん簡単になっていってしまいました。(敵の数が増えるだけなので撮れる写真の種類が増え、寧ろ簡単に)
難易度バランスの他、アイテムや敵モンスターにバリエーションがもっとあればもう少し楽しめそうです。
プレイが困難になるバグとラグ
物理演算の影響か、敵に掴まれたあと壁抜けしてマップ外に連れていかれたり、車の上に乗っただけで車が痙攣してプレイヤーが圧死したりと、わりと致命的なバグが起きます。
(Half-Lifeのように物体が高速でぶつかり合い大きな音を立てたり、信じられないほど加速して吹き飛び、当たっただけで即死)
また、多くのオブジェクトが動いたり壁に埋まってしまう仕様のせいか、ゲーム自体がとても重くなりFPSが急低下しラグが発生する事もありました。
プレイ後の率直な感想
『Content Warning』にかなり近いゲーム性。
- ロビールームでアイテムを購入して装備を整える
- 現場に向かいタスク目標金額に達するまで撮影を行う (10分の制限時間)
- ロビールームに帰還し、カメラを確認して撮った写真の鑑賞会
フレンド7人と難易度設定「難しい」を選択し、9時間程でクリアしました。それなりに手ごたえあり、試行錯誤を楽しみながらクリアできるゲーム難易度です。
ステージクリア後の鑑賞会で「誰が一番いい写真を撮ったか?」をみんなでワイワイ比べる時間も良く、人数が多ければ多いほど盛り上がるタイプのゲームだと感じました。
ロビー画面では、開発者がプレイヤーから募ったと思われる、ゲームプレイ中のベストショット集のが展示されていて、ゲーム内でそんな凄い写真撮れるのか!と感心しました。
そのように、ゲーム内のスコアとは関係ない好みの写真を撮って遊ぶのもこのゲームの楽しみ方の1つだと感じました。
問題点はいくつかあるものの、それらを踏まえても、値段以上に笑えて楽しめるゲームでした。是非友達とやってみてね!!
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