はじめに
最近、『R.E.P.O.』『Lethal Company』『Content Warning』といった、仲間と協力して任務を遂行しつつ、ホラーを楽しむ「タスク遂行型ホラー」(※勝手に命名)が大人気ですね。
今回紹介する『The Headliners』も、そのジャンルに属する一本です。
知名度こそまだ高くないものの、独自のアイデアや演出が光る作品で、マルチプレイでの楽しさは有名作にも劣りません。
執筆時のSteamレビュー: 非常に好評85%(4,750) (Steamの30%セール時に約644円で購入)
ゲーム概要

タイトル | The Headliners |
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ジャンル | アクション / サバイバルホラー / タスク遂行型ホラー |
対応プラットフォーム | PC (Steam) |
プレイ人数 | 1人 ~ 8人 (オンライン) |
MOD対応 | なし |
発売日 | 2025年1月30日 |
日本語対応 | あり |
価格(定価) | 920円 |
総プレイ時間の目安 | 5 ~ 10時間 |
『The Headliners』は、最大8人でプレイ可能な協力型のアクション/タスク型のホラーゲームです。
プレイヤーはジャーナリストチームの一員となり、クリーチャーが蔓延る混沌とした現場を撮影しながら、タスクとして設定された目標金額の達成を目指します。
目標金額を達成するには、恐怖と隣り合わせの現場で仲間と連携し、危険な瞬間を逃さず“撮れ高”を稼ぐ必要があります。
評価
【評価: 】
『R.E.P.O.』、『Lethal Company』、『Content Warning』といった、最近人気のタスク遂行型ホラーゲームに非常によく似たゲーム性を持ちながらも、本作ならではのオリジナル要素もしっかり備えており、独自の面白さを確立しています。
街を踏みつぶす程の超大型の敵が大型バスや木を破壊し吹き飛ばしてきたり、兵器で武装した軍が交戦したり、特殊なNPCがランダムに出現したりなど、現場がさらに混沌としていく要素がいくつもあるのが他にはない魅力。
難易度スケールが単調でマップや敵の種類が比較的少ないため、リプレイ性は少なめです。
プレイ後の感想
『Content Warning』にかなり近いゲーム性でした。
- ロビールームでアイテムを購入して装備を整える
- 現場に向かいタスク目標金額に達するまで撮影を行う (10分の制限時間)
- ロビールームに帰還し、カメラを確認して撮った写真の鑑賞会
フレンド7人と難易度設定「難しい」を選択し、9時間程でクリアしました。それなりに歯ごたえがあり、試行錯誤を楽しみながらクリアできるゲーム難易度です。
中でも魅力的だったのは、美しい風景グラフィックと、大型オブジェクトや敵をも巻き込む激しい物理演算に超巨大な敵。派手に吹き飛ぶバスや木信じられない勢いでふっ飛ばされるプレイヤーなどの演出です。
その後の鑑賞会で「誰が一番いい写真を撮ったか?」をみんなでワイワイ比べる時間も良く、人数が多ければ多いほど盛り上がるタイプのゲームだと感じました。
ゲーム中盤位までは程よい難易度でかなり楽しめていましたが、難易度が上がるほど、どんどん簡単になっていってしまいました。(敵の数が増えるだけなので撮れる写真の種類が増え、寧ろ簡単)
また、物理演算の影響か、敵に掴まれたあと壁抜けしてマップ外に連れていかれたり、車の上に乗っただけで車が痙攣してプレイヤーが圧死したりと、わりと致命的なバグが起きるのも気になります。
(Half-Lifeのように物体が高速でぶつかり合い大きな音を立てたり、信じられないほど加速して吹き飛び、当たっただけで即死)
それらの問題を踏まえても、値段以上に笑えて楽しめるゲームでした。是非友達とやってみてね!!
ゲームの魅力
景色(グラフィック)が綺麗


キャラクターデザインからは想像し難いですが、景色のグラフィックがとても綺麗です。
綺麗な背景を入れたロマンチックな写真から、映画のような迫力あるシーンも。写真映えばっちりです。
類を見ないほど超巨大なクリーチャー

今まで他のゲームで見た事も無いような、スケール感のバグった超巨大クリーチャーが登場するのも大きな特徴です。敵は大きければ大きいほど良い!
車や木が吹き飛ぶような物理演算

小さな物体は勿論、車や木といった大型オブジェクトすらも衝撃によって豪快に吹き飛ぶなど、物理演算が強く効いており、この派手な演出が一番の魅力だと感じます。
単にクリーチャーの攻撃を避けるだけでなく、周囲のオブジェクトが巻き込まれて飛んでくることもあるため、環境そのものが脅威になることもしばしば。
気になる点
正式リリースから日数もそれほど立っていないので、バグは今後改善されるでしょう。
これらの問題点を踏まえた上でもかなり楽しめるゲームでした。このゲーム、もっと流行っても良いと思う。
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