収納を移動するたびに中身を取り出し、置き直してから詰め直す。Vintage Storyの「Carry On」は、この手間を減らせるMODです。チェストや樽、貯蔵容器を中身ごと抱えて運び、対応するものは背中に回して移動できます。
2026年11月8日時点の推奨ダウンロードは1.14.3で、2.0.0-rc.1はテスター向けのリリース候補版として並んでいます。この記事の操作・初期設定は2.0.0-rc.1を対象に、導入から持ち運びまでを整理します。
1.14.3と2.0.0-rc.1、どちらを入れる?
通常のプレイ向けに作者が推奨しているのは1.14.3です。2.0.0-rc.1は運搬システムを大きく作り直した版で、CarryOnLib 1.0.0-rc.1が別途必要になります。どちらも配布ページの対応範囲はVintage Story 1.22.0〜1.22.7です。
2.0では、ラベル付きチェストの文字や鉢の植物など、運んでいる物の細部が表示に反映されます。地面に置かれたバッグを中身ごと持ち上げる機能も加わりました。既存ワールドを2.0へ切り替えるなら、運搬中の収納をいったん地面に戻し、ワールドとCarryOnConfig.jsonをバックアップしてから更新しましょう。

2.0の壁看板付き運搬は設定で有効にする

画像では、抱えたチェストの側面に壁看板が残り、看板の文字も表示されています。2.0のCluster carryを使うと、収納と看板をまとめて移せるため、用途を書いた看板を付け直す手間が減ります。
この機能はサーバーの初期設定では無効です。使う場合はCarryOnConfig.jsonのCarryOptionsにあるCarryAttachedWallSignsを有効にします。手で抱える基本操作だけなら、この設定を変える必要はありません。
Carry On 2.0 RCの導入方法
- Carry Onの配布ページで、2.0.0-rc.1のZIPをダウンロードします。
- CarryOnLib 1.0.0-rc.1のZIPもダウンロードします。
- ゲーム内のMod ManagerからMODフォルダーを開き、両方のZIPを解凍せずに入れます。
- ワールドに入り、空のホットバースロットを選びます。反対の手に持っている松明なども外しておきます。
マルチプレイではCarry On、CarryOnLibともにクライアント・サーバー両側を対象とするMODです。サーバーと参加者で使用する版をそろえましょう。運搬可能な対象や背負いの可否はワールド/サーバー側の設定に従います。
抱える・背負う・置く操作
基本はShiftを押しながら右クリックを長押しです。カーソルに円形の進捗表示が出たら、完了まで押し続けます。キーを変更している場合は、設定したCarry操作キーとSwap-backキーに読み替えてください。
| やりたいこと | 初期設定での操作 |
|---|---|
| 収納を抱える | 両手を空にし、対象に照準を合わせてShift+右クリック長押し |
| 地面に置く | 手で抱えた状態で、設置先のブロック面に照準を合わせてShift+右クリック長押し |
| 背中へ回す | Shift+Ctrl+右クリック長押し。何もない空間を向いている場合はShift+右クリック長押しでも可能 |
| 背中から手に戻す | 背中へ回す操作をもう一度行う |
| 手持ちだけ急いで落とす | K |
| 手持ちと背中の両方を落とす | Alt+Ctrl+K |
背中の収納を置きたいときは、先に手へ戻してから設置します。空に向けて操作すると背負いの切り替えになるため、置くときは足元などのブロック面を狙うのがポイントです。
手で抱えている間は通常のアイテム使用が制限され、初期設定では走れません。ただしドアやフェンスゲート、チェストなどには、操作ボタンを長押ししてアクセスできます。収納を毎回下ろさずに扉を開けられるので、拠点内の模様替えにも使いやすい仕組みです。操作の詳細は作者の操作説明にまとまっています。
何を運べる? 初期設定で使える収納
主なバニラの収納について、手持ち・背負いの可否と速度をまとめました。
| 収納 | 手で抱える | 背負う | 移動速度の目安:手/背中 |
|---|---|---|---|
| チェスト・ラベル付きチェスト | ○ | ○ | 通常の75%/85% |
| 樽(Barrel) | ○ | ○ | 75%/85% |
| 貯蔵容器(Storage Vessel) | ○ | ○ | 75%/85% |
| 葦のチェスト(Reed Chest) | ○ | ○ | 85%/100% |
| 木箱(Crate) | ○ | 初期設定では不可 | 70%/対象外 |
| 大型チェスト(Chest Trunk) | 初期設定では不可 | 初期設定では不可 | 対象外 |
数値はCarry On単体の標準設定での目安です。サーバー設定やほかの移動補正で変わります。葦のチェストは背負っても速度が落ちないため、移動の軽さを優先するときの候補になります。
収納以外では、金床や石臼を手で運ぶこともできます。一方、対応リストに載っていても初期設定が無効の家具があります。「一覧にあるのに持てない」ときは、対応ブロック一覧と初期設定で有効・無効を確認できます。
持てない・背負えない・置けないとき
松明を持っていないか確認する
持ち上げるには選択中のホットバースロットと反対の手を両方空にします。道具をしまっても松明が残っていると条件を満たしません。
木箱と大型チェストは設定を確認する
2.0の設定ファイルはModConfigフォルダー内のCarryOnConfig.jsonです。手持ちはCarryables、背負いはCarryablesOnBackで対象ごとに設定します。木箱を背負いたい場合はCarryablesOnBackのCrate、大型チェストならCarryablesとCarryablesOnBackのChestTrunkを確認します。背負い全体が無効ならCarryOptionsのBackSlotEnabledも確認してください。
マルチプレイでは自分の画面設定ではなく、サーバーの設定を確認する必要があります。また、ほかのプレイヤーが収納を開いている場合や、操作権限のない土地・補強されたブロックでは持ち上げられません。
キー変更後に置けなくなったら
キーを変更してから設置だけができなくなった場合は、Carry操作キーとSwap-backキーを確認します。どちらもそれぞれ1つのキーに割り当て、同じキーや複数キーの組み合わせを登録しないようにします。
解消しない場合はAlt+KでCarry On操作を切り替えるか、Settings → Controlsの「Mouse click modifiers locked to Sneak/Sprint keys」を一度オフにしてからオンに戻します。強制的に荷物を下ろすAlt+Ctrl+Kは手持ちと背中の両方が対象です。既知の問題と対処方法も確認できます。
拠点の整理には手持ち、移動には背負いを使い分ける
Carry Onは、収納の中身を移し替える作業を減らしたいときに役立ちます。拠点内の移設なら抱えて短距離を運び、少し離れた場所へ持っていくなら対応収納を背負う、という使い分けが基本です。
まずは葦のチェストや通常のチェストで「抱える → 背負う → 手に戻す → 置く」を試すと操作をつかめます。
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