本記事では、『Delta Froce』のWarfareモードを20時間ほどプレイした上で感じたゲーム性、そして全体の魅力や気になった点について、率直にお伝えします。
はじめに
本作『Delta Force: Hawk ops(デルタフォース)』は、まるで実際の戦場かのような戦闘を味わえる、ミリタリー/タクティカルシューターです。
特に気軽に楽しめるカジュアルな戦闘要素が魅力で、競技系ジャンルに疲れた人から、ミリタリーファンの初心者でも手を出しやすい作品です。
ゲーム概要

タイトル | Delta Force |
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ジャンル | FPS / シューター / ミリタリー / |
プレイ人数 | 1 ~ 64人 (オンラインPVP) |
発売日 | 2024年10月5日 |
日本語対応 | あり |
料金体系 | 基本プレイ無料 |
Steamレビュー | 賛否両論 63% (11,598件) |
『Delta Force』遂に復活!チーム戦術特化の無料タクティカルシューターが、3つのオリジナルのゲームモードと共に帰還:大規模PvPモード「ウォーフェア」、緊張感あふれる脱出モード「オペレーションズ」、名作映画「ブラックホークダウン」の伝説戦役の完全リメイク版。

評価 (2.5 / 5.0)
【評価: 】
競技性の強い近年のFPSとは異なり、リアルな戦場の雰囲気をシミュレーションしつつも、カジュアルなゲームプレイが特徴の作品です。
とはいえ、ミリタリー風の大規模戦闘の空気感はしっかりと再現されており、まるで戦場にいる一兵士としてプレイしているような気分を味わえます。
近年流行し続ける「競技系FPS」の雰囲気に疲れた人には特におすすめ。本来ゲームにあるべき楽しさを思い出させてくれるようなタイプの作品とも言えるでしょう。
ただし、ゲームバランスには粗さが大きく目立ちます。理不尽に感じる仕様や、一部テンポの悪さがストレスに感じ、私はいまいち楽しめませんでした。
無料で遊べるゲームとしては十分によくできていますが、大作FPSと比較すると問題点が多く感じてしまいます。全体的な評価としては、「可もなく不可もなく」といった印象に落ち着きます。
ゲームの魅力と特徴
リアル志向な大規模戦闘シミュレーション

無料で遊べるゲームとしては非常に高いクオリティであり、マッチング時間に困らない一定数のプレイヤー人口も維持されています。
自由にカスタマイズ可能なアタッチメントや、現実的な銃器・兵器・戦車といった要素に加え、実戦さながらの広大なマップなど、ミリタリーファンにとっては嬉しい要素が山ほどあります。
ミリタリー要素が好きな人であれば、「無料で遊べるゲームとは思えない」と驚くほどに、満足度の高いゲームだと感じるかもしれません。
無料で遊べる豊富なゲームモード

基本となる撃ち合い+兵器による大規模戦闘が楽しめる「ウォーフェアモード」に加え、『Escape from Tarkov(EFT)』のような脱出系の「オペレーションズモード」、さらには映画をモチーフにした「PvEモード」など、多彩なゲームモードが用意されています。
しかも、それらはすべて無料で遊べます。
ゲームの問題点
ゲームバランスに関しての問題が特に気になります。
ショットガンが強すぎる

ショットガンがあまりにも強すぎてゲームのバランスが崩壊しています。誰が使っても、ほとんどの状況で他の武器よりも高いパフォーマンスを発揮できるほどの強さです。
15m近く離れていても即死級ダメージを与え、さらにそれを助長するような狭く入り組んだマップも存在しています。
勝ちを確信するような有利な撃ち合いも、ショットガンにかするだけで即死します。
それだけ強いのに、初期状態ではショットガンはロックされており、プレイしなければ解放されません。
「たくさんプレイすれば強い武器が開放される」というのはゲームとして至極当然ですが、それが理不尽なバランスのショットガンなのは疑問を感じます。
兵器が強すぎる

戦車などの兵器に歩兵はひたすら蹂躙され続けます。
最初のうちは、「兵器への明確な対処法が分からないだけで、何とかできる」ものだと思っていましたが、プレイを重ねても結果は変わりませんでした。
遮蔽物に隠れてもまったく意味をなさず、着弾時に発生した爆風の一部に当たるだけで即死します。
キャラクターのバランスがおかしい

キャラクターごとに使用できる武器や能力に違いがあるものの、一部キャラが明らかに強すぎます。
状況に関係なく「このキャラだけ使えばいい」と感じる場面が多く、選択肢の幅が狭くなってしまっています。
理不尽な敵のスポーン位置

分隊リスポーンやスポーン地点設置スキルなどの影響のせいか、敵がこちらのすぐ横や背後に突然出現するように見える場面が多く、対処する暇もなく倒されます。
マップ自体は広大にもかかわらず、なぜか近距離でのリスポーンが頻発するため、リスキルされ続ける不公平さを感じるシーンが多く発生します。
死亡後のテンポの悪さ

キャラクターが倒されると、味方の「救援を待つ」か「諦めるか」を選択する流れになります。
死にやすいゲームデザインですが、死亡時の演出や操作が煩雑でストレスがたまります。
- 敵に倒される
- ダウンし5秒ほどの演出が入る
- スペースキーを2秒ほど長押ししてあきらめる
一度倒された時点で救援されて助かる場面自体がそもそも少ないうえ、助けようとするとかえって被害が増える状況がほとんどです。それをわかっているからか、周りのプレイヤーも滅多に助けません。
些細な事ですが、毎回この操作をさせられるのに非常にストレスを感じます。
プレイ後の率直な感想

初めに、私は流行している多くの競技系FPSタイトルで、ある程度のランク(Master~)まで遊んでいます。
そんな私から見ても、本作『Delta Force』はカジュアルなゲームデザインのせいか、1人の力では何もできないように設計されています。
同じくカジュアル系FPSに分類されるBFシリーズと比べても、本作は個人の影響力が極めて小さくなるよう設計されており、「勝敗に貢献する」よりも「戦場の雰囲気を味わう」ことに重きを置いたミリタリーファン向けの作品だと感じました。

豊富なアタッチメントやカスタマイズも、「つまらない」とまではいわないものの、個人的にはあまり刺さらず、面倒な要素でした。
スナイパーライフルを選択したら、アイアンサイトのまま出撃させられたのには驚きました。
カジュアルな戦場シミュレーション風FPSという立ち位置は理解しているものの、それでもゲームバランスの粗さがあまりにも多く目立ち、始終ストレスを感じます。
突然音もなく横や背後から突然現れたショットガンに1発でやられたり、手の打ちようが無い理不尽な兵器や大量のアビリティで何度もリスキルされ続けたり……
UIや操作性、全体のデザインなど、表面上は高い水準に達しているのに、なぜだか全然楽しくありません。
コメント
このクソゲー、ほとんど一般ユーザが書き込み出来るレビューサイトが無いんよね。
貴重だから書かせて貰ったけどマジでセンテントって糞やなって思いました。
一応それなりに面白そうな要素は揃ってるのにこんなにプレイしててつまらないゲーム久しぶり
まじそれな。気持ち悪いほど一般ユーザーの玉石混交なレビューが観れるページが無い。
で、YouTubeもGooglePlayもめっちゃ薄い内容の肯定コメントでゾッとするわ。