『ARK: Survival Ascended』(アーク:サバイバルアセンデッド、以下ASA)でクライオポッドを投げても恐竜が出てこない。そんなとき、まず見たいのは赤いエラー表示とサーバーの種類です。公式PvE(ピーブイイー/対環境モード)では、近くのクライオフリッジを必要とする条件は撤廃済み。一方、公式PvP(ピーブイピー/対人モード)には、その条件が残っています。
同じ「出せない」でも、電力不足なのか、場所が狭いのか、MOD(モッド/ゲームの拡張機能)の独自設定なのかで対処は別。エラーを手がかりに、今の環境で必要なところから見ていきましょう。

最初に確認するのは「サーバー」「ポッド」「エラー」の3つ
何度も投げ直す前に、次の3点を押さえておくと原因を絞りやすくなります。
- サーバーの種類:公式か非公式か、PvEかPvPか。シングルプレイなら、そのワールドの設定も確認。
- ポッドの種類:通常のクライオポッドか、MODで追加されたアイテムか。ミッションで渡された一時的なポッドも区別する。
- エラーの内容:赤い文字をそのまま記録。同じ場所で全生物が出せないのか、特定の1体だけなのかも手がかりになる。
通常のCryopod(クライオポッド/生物を低温保存するポッド)は、充電が尽きると中の生物が死亡します。あとから充電しても生き返らないので、調べている間も残量を忘れずに。長く保管するなら、通電したCryofridge(クライオフリッジ/ポッドの保管・充電用冷蔵庫)へ。食料を入れる普通の冷蔵庫とは別の設備です。
保管・充電の詳しい条件:ARK公式コミュニティWikiのクライオポッド項目(英語)。
公式PvEなら近くのフリッジは不要。PvPとは条件が違う
クライオポッドは導入後に仕様が変わりました。「フリッジが必須」「起動まで5分」と書かれた古い解説を見つけたら、掲載時の条件と照らし合わせて、遊んでいるモードと日付を見てみましょう。
| プレイ環境 | 近くのクライオフリッジ |
|---|---|
| 公式PvE | 展開時の近接条件は撤廃済み。保管・充電用としては使う |
| 公式PvP | 通電し、起動を終えたフリッジの近くで展開する条件が残る |
| 非公式サーバー・シングルプレイ | サーバーやワールドで実際に有効になっている設定を確認 |
公式PvEでは2024年11月にフリッジの近接条件を撤廃。公式PvPでも同時期に敵の近接チェックをなくしましたが、フリッジの条件は残りました。開発元の変更告知・Community Crunch 433(英語)で11月11日からの変更を確認できます。その他の変更履歴は公式パッチノート(英語)へ。
公式PvEで出せないなら、フリッジを増設する前にエラーを確認。場所の制限や生物の種類など、ほかの条件を調べるのが先です。
近くに準備できたフリッジがない、と出る場合
No Nearby Cryofridge Ready(ノー・ニアバイ・クライオフリッジ・レディ)は、「近くに準備できたフリッジがない」という意味。SteamのASA利用者投稿(英語)にも同じエラーの報告があります。フリッジが必要な環境なら、確認するのはこの3つ。
- クライオフリッジを設置しているか。
- フリッジに電力が供給され、起動待ちが終わっているか。
- そのフリッジの近くで投げているか。
起動待ちの既定値は90秒。2024年6月のバージョン45.14で、300秒から短くなりました。非公式サーバーは待ち時間を変更できるので、画面の表示と管理者の設定も確認しましょう。公式パッチノート(英語)
場所に関するエラーは、空間・水域・マップを確認
展開には、その生物が収まる広さが必要です。水生生物なら、水深も見ておきましょう。英語のエラーを見かけたら、次の語句が目印。日本語欄には英語表示の意味を添えています。
| 表示の例 | 確認すること |
|---|---|
| Cannot Fit(利用者報告・英語) キャノット・フィット/収まらない |
生物が収まる空間。壁や天井、岩などから離れた広い場所で確認する |
| Must be deployed underwater マスト・ビー・ディプロイド・アンダーウォーター/水中への展開が必要 |
水中への展開が必要な生物か。十分な水深と広さのある水域を選ぶ |
| Class Disallowed(利用者報告・英語) クラス・ディスアラウド/その種類は許可されていない |
そのマップや場所で、その生物を展開できるか。サーバー独自の制限も確認する |
| テイム数の上限を示す表示 | トライブやサーバーの上限。非公式なら管理者に現在の設定と状況を確認する |
ボスアリーナやTek Cave(テック・ケイブ/TEK洞窟)周辺などには、展開を制限する場所もあります。また、マップによって持ち込める生物の条件が異なります。別のマップから移動してきた場合は、現在地で展開できる生物かどうかを改めて確認してください。
調べる際は、マップ名・場所・生物名を組み合わせると確認しやすくなります。前作『ARK: Survival Evolved』(アーク:サバイバルエボルブド、ASE)とASAでは例外の扱いが異なるため、資料の対象作品も確かめましょう。
条件の確認先:Cryopod(英語)、Tek Cave(英語)、CrossARK Transfers(クロスアーク・トランスファー/サーバー間転送、英語)。いずれもコミュニティが編集するWikiです。
出した直後に気絶するなら、クライオ病を確認
恐竜は出てきたのに、その場で倒れて動かない。クライオ病が有効な環境なら、クライオクールダウン中に次の生物を出した可能性があります。この場合は展開自体には成功していて、出した生物が気絶しています。
標準的なクライオクールダウンは5分で、フリッジ起動の90秒とは別のタイマーです。画面の状態表示を確認し、気絶している生物を敵から守ってください。非公式サーバーではクライオ病の扱いが異なる場合があります。クライオクールダウンの説明(英語)
一方、被ダメージ直後の生物をポッドへ収納するときにも待ち時間があります。サーバーバージョン59.5では、収納待ちを60秒から30秒へ短縮。こちらは生物を「しまう側」の待ち時間です。公式パッチノート(英語)
非公式サーバーとMODは、独自の設定を確認する
非公式サーバーや自分で管理するワールドでは、フリッジの必要条件や起動時間が変更されていることがあります。参加者として遊んでいる場合は、サーバーのルールや管理者の案内を確認しましょう。接続先サーバーの設定変更は管理者が行います。
管理者向けの設定名は、次の2つです。
- DisableCryopodFridgeRequirement(ディセーブル・クライオポッド・フリッジ・リクワイアメント):フリッジの近接条件を無効にする設定。
- CryopodFridgeCooldowntime(クライオポッド・フリッジ・クールダウンタイム):フリッジの起動待ち時間。
変更する場合はセーブデータと設定をバックアップし、使用中のバージョンでの設定方法を確認してから進めてください。サーバー設定の資料(英語)
MOD製のポッドでは、通常のクライオポッドと展開条件や設定項目が異なる場合があります。たとえばDino Depot(ダイノ・デポ/恐竜の保管庫、英語)は独自のDinoball(ダイノボール/生物を収納するボール)を使い、放出できる場所やクールダウンなどをサーバー側で設定できます。Pelayori’s Cryo Storage(ペラヨリズ・クライオ・ストレージ/低温保管MOD、英語)も、独自のポッドやフリッジ、設定画面を備えています。
たとえばPelayoriの設定画面にある「DisableCryopodsRequirement」(ディセーブル・クライオポッズ・リクワイアメント)は、空のポッドがないときにMODの銃や端末がポッドを供給する設定。名前は似ていますが、上のフリッジ近接条件とは別の項目です。設定名と、すぐ下の説明文をセットで見ておくと取り違えを防げます。
アイテム名とMOD名を確かめたら、作者の説明と更新履歴、サーバー設定を見ていきましょう。MODの変更は、バックアップと生物の移行方法を確認してから。 生物が入ったまま収納用MODを削除すると、保管データを失うおそれがあります。
原因が分からないときは、充電を保って状況を残す
Failed to Spawn(フェイルド・トゥ・スポーン)は「出現に失敗した」という意味。同じエラーの利用者報告(英語)はあります。原因を絞るには、場所の制限や不具合など、エラーが出た環境も手がかりになります。まずはポッドの充電を保ち、エラーが出た条件を記録しましょう。
バージョン91.8(2026年7月)では、Genesis(ジェネシス)のGauntlet(ガントレット/連続戦闘型)ミッション開始後、生物がクライオポッドから出せなくなる不具合を修正しました。ミッション由来のポッドや、更新後から急に起きた症状なら、使用中の機種・サーバーに対応するパッチノートも確認してください。修正の適用状況と、すでに不具合が起きたポッドの復旧可否は、管理者やサポートに確認しましょう。公式サーバーパッチノート(英語)
管理者やサポートへ相談するときは、次をそろえると状況を伝えやすくなります。
- エラー全文が分かる画像と、発生した日時
- 機種、ゲームのバージョン、サーバー名・種類、マップ名
- 生物名、通常のポッドかMOD製か、残り充電
- 1体だけか、複数のポッドで起きるか
- 直前の更新、マップ移動、ミッションなど、発生前に行ったこと
ポッドを捨てたり、MODを削除したりする前に、エラーと保管状態を残しておきましょう。フリッジの準備不足なら通電・起動・距離、場所のエラーなら空間やマップ制限を確認。原因を絞れない場合は、残り充電を保ち、記録を添えて管理者やサポートへ相談してください。
仕様確認日:2026年11月5日。対象:ASA。公式サーバーの条件と、非公式・MOD環境の設定を区別しています。
画像出典:ASA公式Steamストア、pelayori(CurseForge)。©2024 Wildcard Properties LLC. ARK: Survival Ascended is a trademark of Studio Wildcard. All rights reserved.




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