列車の燃料が減ったときだけ補給駅へ寄らせるには、通常の運行予定に割り込みを追加します。補給を終えると元の輸送に戻るため、毎周、補給駅を通る予定にする必要はありません。
Factorio 2.0の標準機能なので、MODやSpace Ageは不要です。この記事は安定版2.0.77・機関車1両・燃料は石炭を前提に、すでに動いている積み込み・積み下ろしの路線へ設定を加えます。
先に石炭を補給できる駅を用意する
通常の路線から進入でき、補給後も次の駅へ戻れる場所に列車停留所を置きます。名前は、ここでは「燃料補給」とします。列車全体が収まる長さを確保し、停車中に本線をふさがない配置にしておくと安心です。
石炭入りのチェストと電動インサータを用意し、停車した機関車の燃料欄へ石炭を入れられる位置・向きに設置して電力を通します。貨車に石炭を積むだけでは、機関車の燃料補給にはなりません。チェストへ石炭を継続供給する搬送ベルトなどもつないでおきましょう。
インサータが機関車へ燃料を入れられるのは、自動運転では停留所に停車しているときです。信号待ちの位置に置くだけでは補給できません。インサータの動作条件(英語)
機関車の画面から補給用の割り込みを追加する
列車グループに所属していると、割り込みの追加もグループ内へ反映されます。今回はグループ未所属の列車で設定してください。
- 対象の機関車をクリックして、列車の運行予定を開きます。通常の積み込み駅・積み下ろし駅は残します。
- Add interruptを選び、既存のものと重ならない名前を入力して新しく作ります。例は「石炭補給・確認用」です。
- Add interrupt conditionで発動条件を追加し、下表の1行目を設定します。
- TargetsのAdd interrupt stationで補給駅を選び、その駅のAdd wait conditionで下表の待機条件を追加します。
| 設定する場所 | 今回の例 |
|---|---|
| 割り込みの発動条件 | Fuel (any locomotive) 石炭 < 50 |
| Targetsの行き先 | 用意した停留所「燃料補給」 |
| 補給駅の待機条件 | Full fuel |
「50個未満」は設定例です。どの路線でも補給駅まで走れる保証はありません。遠い駅や長い運行区間では、次の駅を出るときの判定と、そこから補給駅への移動まで燃料が持つよう余裕を取ります。数値を増やす場合も、満杯まで補給すれば発動条件が成立しなくなる範囲にしてください。動作確認のために燃料を全部抜く必要はありません。
Fuel (any locomotive)で選ぶアイテムは石炭です。補給駅のFull fuelは燃料欄が満杯になるまで待つ条件で、貨物の満載を判定するFull cargoとは別です。運行予定と待機条件(英語)
右下のSave interruptで保存し、列車の割り込み一覧に作成した名前が入っていることを確認したら、Automaticにします。「燃料補給」を通常の運行予定へ追加する必要はありません。
駅を出るタイミングから、補給後の復帰まで確認する
割り込みは、列車が今いる駅を出ようとするときに判定されます。走行中に設定値を下回った瞬間、どこからでも補給駅へ向かう仕組みではありません。
残量が条件を満たした状態で通常駅から出発すると、補給駅が一時的な行き先に入り、そこで石炭を補充します。補給後に元の路線の次の駅へ進めば設定完了です。初回はこの流れと補給後の石炭残量を見て、途中で燃料切れにならない余裕を確認しましょう。
補給しない・補給駅から戻らないときの確認
- 補給駅へ向かわない:Automaticになっているか、石炭の数が発動条件を満たしているかを確認します。通常駅の積み込み・積み下ろし待ちが終わっているかも見てください。
- 補給駅を通過してしまう:Targets内の駅に待機条件を入れ忘れていないか確認します。待機条件なしでは停車せず、インサータが補給する時間を取れません。
- 補給駅で待ち続ける:チェストの石炭、インサータの電力・向き・届く位置を確認します。満杯になるまで待つ設定なので、供給切れのままでは発車しません。
- 補給しても同じ駅へ繰り返し向かう:発動条件の不等号と燃料の種類を見直します。補給後に発動条件が成立しなくなる必要があります。石炭を条件にしたまま別の燃料へ切り替えないようにしましょう。
No pathなら、指定した駅名が存在するか、線路がつながっているか、駅や信号の向きが合っているかを確認します。Destination fullなら、補給駅が無効になっていないか、列車数上限が0または予約で埋まっていないかを見ます。2.0では、無効な駅は上限0と同じ扱いです。駅が使えない場合の挙動(英語)
ほかの列車へ使い回す前に
同名の割り込みを編集すると、それを使うすべての列車へ反映されます。ほかの路線でも使う場合は、必要な予備燃料と補給駅への経路が合っているか確認してから追加しましょう。
機関車を増やす場合は、各機関車へ燃料が届く補給設備も必要です。まず1両で補給と運行再開まで確認してから、ほかの編成へ広げると見直す箇所を絞れます。
補給駅の設計図を友達と共有するときは、ブループリントの文字列出力・取り込み手順を参照してください。

表紙背景:Factorio公式スクリーンショット(英語)。Factorio(英語) © Wube Software.



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