【AdSense】19回目で合格「有用性の低いコンテンツ」原因はMoneytizerだった - GameRoamer

【AdSense】19回目で合格「有用性の低いコンテンツ」原因はMoneytizerだった

WEB関連

Google AdSense(アドセンス)の審査に、これまで18回連続で落ち続けていました

理由は毎回「有用性の低いコンテンツ」。ネット上で言われている改善策はすべて試し、ポリシーも何度も読み返しましたが、何をどう直せばよいのか、もはや手の打ちようがない状態でした。

18回連続失敗

AdSenseの合格自体をあきらめかけていましたが、ついに19回目の申請で合格することができました。

結局、合格の決め手は「意外な見落とし」でした。

この記事では、これまでに私が実際に行ってきた改善点をすべて紹介するとともに、合格に至った最も重要な変更点についても詳しくまとめました。

過去に審査に挑戦したサイト

サイト挑戦回数合格日時
ゲーム攻略Wiki1回目で合格2024/2/25
ゲーム攻略Wiki1回目で合格2024/8/5
現在のブログ19回目で合格2024/4/26~2025/6/17

アドセンス審査合格チェックリスト

私がAdSense審査合格のために実際に行った改善策をすべて紹介します。

一般的に言われている対策も含めていますが、特に重要だと感じた点は太字黄色線で強調しています。

なお、私が運営しているゲーム攻略Wikiサイトのうち2つは、ほとんどの要素が不十分なままでしたが、一発で審査に通過しています。

その経験から言っても、「すべてを完璧にやらないと合格できない」というわけではないと思います。

  • 専門性のあるサイトである (1つのジャンルに特化) 
  • ページ表示速度とUIの最適化(ユーザーエクスペリエンス)
  • ギャンブル、薬物、 YMYLなどのジャンルを避けた内容 (広告含む)
  • ある程度のアクセス/PV数
  • 404エラーページの解消
  • タグ、カテゴリの種類を少なくする
  • お問い合わせ、免責事項、プライバシーポリシーを追加
  • アフィリエイトリンクや広告を外す
  • プロフィール
  • 文字数
  • 使用する画像のオリジナリティ
  • 広告コードの見直し

もちろん、ここで述べた内容はあくまで私自身の経験と考察によるものであり、Googleから明確な基準が公表されているわけではありません。合格に至る要因はサイトごとに異なる可能性がありますので、あくまで参考としてご覧ください。

特に効果が大きかったと感じた対策

ページ表示速度とUIの最適化(ユーザーエクスペリエンス)

合格直前に行った、大きな改善のひとつがページの表示速度とUI(ユーザーインターフェース)の最適化です。

Googleは、読み込みの速さや使いやすさといった「ユーザーエクスペリエンス」を重視しており、これは公式にも明言されています。

私のサイトでは、導入していた広告や機能が原因で、動作が重く、表示速度がかなり低下していました。

そこで、広告をすべて削除し、Cocoonのカルーセル機能を無効化。

最終的に、PageSpeed Insightsで良好なスコアを得た状態で審査に臨んだところ、合格につながりました。

  • Cocoonの動的要素「カルーセル」を無効化
  • 読み込みを遅くする他社の広告サービスをすべて削除

YMYL/ギャンブル広告の完全排除

AdSense審査19回目でようやく合格できた最大の要因は、Google規約に反する広告の削除だと感じます。

正直、「自分のサイトはYMYLでもギャンブルでもないから関係ない」と思っていました。

しかし、利用していた広告サービスから、オンラインギャンブルに関する広告が表示されていたことがわかりました。

たとえ自分が意図せずとも、自動で表示された広告がポリシー違反になることもあるという事実に驚きました。

そこで、すべての外部広告を一度外した状態で再申請したところ、ついに合格。

ギャンブル・薬物・YMYL(Your Money or Your Life)ジャンルの回避は、コンテンツだけでなく広告にも徹底することが重要だと実感しました。

ある程度のアクセス/PV数

AdSense審査について、「毎日のPVが一桁や二桁でも合格できた」という話はよく見かけます。

しかし、私自身の経験から言うと、アクセス数も一定の影響を与えており、高ければ高いほど審査に良い影響を与えていると感じています。

というのも、今回19回目でようやく審査に通ったこのサイトは、最終的な不合格の原因が広告だったとはいえ、
それ以前の段階では、他の要素に明確な違いがなく、唯一増えていたのがPV数だったためです。

あくまで一例にすぎませんが、全体の信頼性や「実際に使われているサイトかどうか」を判断する指標として、PV数が多少なりとも影響しているのではと考えています。

アドセンス審査の挑戦記録

審査1回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時4月26日
通知日時5月3日 (7日後)
記事数14
平均文字数3000 ~ 4000文字

この時点では、別のサイトでAdSenseに合格していた経験もあり、自分なりに「合格基準はよく理解している」という自信がありました。

※平均文字数は、合格に至るまで3000~4000を目安にキープしています。

審査2回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時5月19日
通知日時5月26日 (7日後)
記事数18
行ったこと
  • 既存ページの見直し
  • 新規ページを増やす
  • アクセスを増加させるために旬の話題で記事を作成

有用性の低いコンテンツという文章をそのままの意味でとらえ、全てのページの内容を見直し、サイトの質を高めました。

また、旬のゲームの情報を取り扱い、週平均PVは3000程へ。

一桁~二桁PVでも審査に通るという話はよく聞くので、この時点でPV数は満たしていると判断しました。

審査3回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時5月29日
通知日時6月5日 (7日後)
記事数20
行ったこと
  • 別サイトでのAdsense収益に関する記事を非公開へ
  • メニューの配色やUIを変更
  • プライバシーボリシー、免責事項を追加
  • プロフィールの追加
  • メニューバーの改善

プライバシーポリシー・免責事項・プロフィールを新たに設置しました。

以前にAdSenseに合格したサイトでは未設置だったため、必須ではないですが、とりあえずはあった方が良いでしょう。

審査4回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時6月8日
通知日時6月15日 (7日後)
記事数25
行ったこと
  • プロフィールをより充実させ、プロフィールに画像を設定
  • プライバシーボリシーと免責事項 を分かりやすい位置へ設置&フッターへ追加
  • カテゴリの数を減らし、専門性を高める(7→3)
  • Googleや広告に関連した記事をすべて非公開

ネットでの検索や体験談だけではなく、しっかりGoogle公式のポリシーや規約も読みこんで再挑戦しました。

基本的な改善点はすべて行い、これ以上どこをどうすればいいのか分からない手詰まり状態へ。

有用性の低いコンテンツ」の表示は一切変わらないものの、サイトの品質とユーザーエクスペリエンスは大きく向上したのを実感します。

審査5回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時6月19日
通知日時6月26日 (7日後)
記事数28
行ったこと
  • “site:サイトURL”で検索し、404エラーを出すページのインデックス削除
  • 全てのページがインデックス登録されているか確認

Google検索で「site:サイトURL」を入力しインデックス登録一覧を確認し、404エラーを返す全てのページをサーチコンソールで削除しました。

インデックス登録されているすべてのページを確認しましたが、404を返すページ自体が3件ほどしかなかったため、あまり効果的ではないように感じます。

審査リクエストのしすぎとの事で制限を貰いました。1カ月に5回以上するとなるのかな?……

審査6回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時7月4日
通知日時7月11日 (7日後)
記事数30
行ったこと

もう改善できることは全く思いつきません。

原因がわからないまま、ひたすら同じ理由で失敗し続け、かなり厳しい状況になってきました。

「記事数が増えると問題の特定が難しくなる」という話も有名なので慎重になっていましたが、改善点の思いつかない今そんな事を気にしても仕方ありません。

Adsense審査を気にせずに書きたいことを書き、とにかくアクセスを高めていく方針へ。

審査7回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時7月24日
通知日時7月31日 (7日後)
記事数30
行ったこと
  • タグを全て外し、カテゴリを更に減らした。
  • SitekitByGoogleで連携して審査
  • サイトレイアウトとデザイン大きく変更
  • 完全な特化サイトへし、その他ジャンルをすべて非公開

前回の審査から2週間ほど期間が空きました。気を改め、サイト内容も大きく変更し審査に挑戦。

全く同じサイト内容でも、審査を行うタイミングによって合否が異なるという話も目にしました。

「サイトを一新したよ!」という雰囲気作りのために、サイトレイアウトとデザインも変えてみましたが、特に効果はなし。

失敗したとしても、その理由さえ変わってくれれば少しは改善のしようがあるのに……

審査8回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時8月9日
通知日時8月21日 (12日後)
記事数18

今まではぴったり7日後に通知が来ていたところが、今回は12日後でした。いつもと違う日数に少しだけ期待させられましたが、やはりいつも通りの文言と共に不合格。

行ったこと
  • 記事数を減らし、問題を特定しやすくした
  • PV数の少ないページを非公開
  • “site:サイトURL”で検索し、404エラーを出すページのインデックス削除

あまりやりたくは無かったのですが、PVが少ないページを全て下書き及び非公開へと変更

現時点での公開されている記事数は18。非公開と下書きを合わせて21件で、半分以上を公開停止にしました。

それに伴い、インデックス登録されていた404ページもサーチコンソールからすべて削除しました。

審査9回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時8月28日
通知日時9月4日 (7日後)
記事数40
行ったこと
  • 記事数を増やし、ひたすら審査に挑戦することへ
  • 非公開にしていたすべての記事を公開

20回近く審査に失敗し続けたが、具体的な改善策は未だ何もわからず、とにかく申請し続けたら合格した。」というような体験談もいくつか見つけ、少し安心しました。

同じように、アドセンス審査を意識せず記事を投稿し、ひたすら申請し続けることにします。

審査10回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時10月1日
通知日時10月12日 (11日後)
記事数42

暫くブログに触れていなかったので、審査への挑戦も1カ月ぶりです。

この間に別に新しくゲーム攻略サイト設営したところ、1発でアドセンス審査に合格しました。全く意味がわかりません。

これで、2つのゲーム攻略サイトを1発で合格したことになります。

WordPressテーマCocoon』が人気で合格しづらいのか?」、「特定のゲーム攻略サイトという完全に特化した専門性が合格しやすいのか?」真相はわかりませんが、複雑な気持ちです。

行ったこと
  • 日記スタイルの文字数の少ないページも多く投稿
  • 雑記ブログにし、タグやカテゴリも好きなように追加

新しく出たゲームにはまってしまい、それに関する日記を書き始めました。日記なので文字数も少なく、有意義なことも特別に書いていません。

審査のことは一切気にせず、タグやカテゴリも好きなように追加し、雑記ブログのようなスタイルへ。

審査11回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時10月13日
通知日時10月23日 (10日後)
記事数50
行ったこと
  • Adsense審査コードの設置場所の見直し
  • 広告サービス『The Moneytizer』へ登録

ふと、初歩的なミスが原因で失敗し続けてるのかと思い、初心に帰って広告コードの設置位置などを確認してみました。何度確認してもミスしている様子もなく、変化はなし。

今回の失敗から、再審査への期間が増加し、2週間空けなければいけなくなりました。

別の広告サービスに挑戦
Adsense審査にどうしても通らない人に試してほしい『The Moneytizer』
The Moneytizerを導入して収益が大幅アップ!Google Adsenseとの収益比較や相性抜群の理由、導入のメリット・デメリットを徹底解説。広告収益を最大化したいサイト運営者必見の情報です。

Adsenseの代替にもなりえる広告サービス『The Moneytizer』にダメもとで審査してみたところ、まさかの即日合格

合格基準を満たしていませんでしたが、他のサイトですでに『The Moneytizer』を使用しているからか、このサイトでも1発合格しました。

「これでAdsenseなんて合格しなくてもいいや」という気分になり、一気にサイト運営のモチベーションが上がります。

もうAdsenseでの収益化に固執する必要はありませんが、Adsense合格は「優れたウェブサイトである」ことを示す試験のようなものだと思っているので、一応今後も挑戦します。

審査12回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時11月11日
通知日時11月12日 (1日後)
記事数41

暫くアドセンスの存在すら忘れていましたが、ふと思い出し再挑戦。

以前に『The Moneytizer』で収益化してモチベーションが上がったので、ブログに費やす時間も増え、サイト全体の質も上がったように思います。

ですが、何と翌日にすぐ不合格の通知。こんなに早いのは初めてです。

審査13回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時12月9日
通知日時12月10日 (1日後)
記事数60
行ったこと
  • Adsense審査コードから改行を削除

「公式のコピーボタンから正確に貼り付けても、改行が入ってるので合格できない」という話を目にしたので試してみました。詳しくは以下の記事を参照

有用性の低いコンテンツ・最小要件の対策!アドセンス審査に通らない原因 | STALDIA(スタルディア)
Google Adsense(アドセンス)審査に通らない「有用性の低いコンテンツ」で不合格の原因と対策について解説。

確かに同じように改行が入ったまま審査をしていました。効果があるのかと期待しましたが、特に変化はなし。

審査14回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時3月1日
通知日時3月25日 (24日後)
記事数90

2025年へ突入。前回の審査からなんと4カ月近くが経過しました。

審査の事など一切考えずに、当時はまっていたゲームの日記を書き続け気づけば記事数も90。

特に何も考えずに再審査を行います。

審査15回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時4月29日
通知日時4月30日 (1日後)
記事数108

行ったこと

  • Lazy LoadingでPageSpeedを改善

『The Moneytizer』の広告は読み込みが重く、それがユーザーエクスペリエンスを大きく下げているのではないかと考えました。

広告やJavaScriptにLazy Loadingを設定し、PageSpeedは僅かに改善されました。

審査16回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時5月13日
通知日時5月14日 (1日後)
記事数114
行ったこと
  • ads.txtでサイトを認証
  • 類似の情報を扱うサイトや、文の重複が無いかチェック

普段から気を付けていますが、コピーチェッカーで記事が他のサイトと重複していないかを確認しました。特に問題なし

審査17回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時5月23日
通知日時5月26日 (3日後)
記事数115

翌日に不合格通知が来ることも増えてきました。

通知まで少し日数が伸びたのでやや期待していましたが、相変わらずの不合格です。

審査18回目

結果不合格
理由有用性の低いコンテンツ
審査日時5月26日
通知日時5月28日 (2日後)
記事数115

本来2週間のペナルティ期間があったのですが、誤ってアドセンスからサイト削除を行い、すぐに審査を行えてしまいました。

余計に審査を通りづらくすると思うので、こういうことは行わないように注意しましょう。

審査19回目 合格!!

結果合格
審査日時6月16日
通知日時6月17日 (1日後)
記事数116

ついに合格!!1年にもわたる長い闘いもついに終わりです。しかも、審査の合否がきたのは翌日でした。

行ったこと
  • Cocoonの機能『カルーセル』を削除
  • 『The Moneytizer』の広告をすべて無効化
  • お問い合わせページへのリンクミスを修正
  • “site:サイトURL”で検索し、404エラーを出すページのインデックス削除

広告の読み込みが遅いので最適な広告配置を見直していたところ、ギャンブルに関する広告が出ているのを確認しました。

たとえ自動広告とはいっても、Googleのポリシーに抵触している可能性があると考え、一度すべての広告を外して申請してみることにしました。

加えて、より軽量化するためにCocoonの機能『カルーセル』も無効化し、PageSpeedを改善した状態で審査を行いました。

さらに、些細なことではあるものの、免責事項ページにあるお問い合わせのURL先を間違えていたので修正しました。

審査失敗の原因と考察

今回、AdSense審査に繰り返し落ちていた原因は、以下のいずれか、または両方である可能性が高いと考えています。

  • 『The Moneytizer』に表示されていたギャンブル関連広告が、Googleのポリシーに抵触していた
  • 広告によってページの読み込み速度が著しく低下し、ユーザーエクスペリエンスが悪化していた

最終的に審査に合格できた大きな理由は、やはり『The Moneytizer』の広告をすべて無効化して申請に臨んだことだと考えています。

とはいえ、『The Moneytizer』を導入したのは11回目以降のことであり、それ以前の審査も同じ理由ですべて不合格だったことから、もちろんこれだけが原因とは言い切れません。

まとめ

最終的にAdSense審査に合格できた一番の決め手は、『The Moneytizer』の広告をすべて停止したことでした。

読み込み速度の低下によるユーザーエクスペリエンスの悪化、あるいはギャンブル関連の広告がGoogleポリシーに抵触していたことが、大きな原因だったと考えています。

ただし、『The Moneytizer』を導入する前の段階でも何度も審査に落ちていたことを考えると、当時の少ないPV数も、不合格の一因になっていた可能性が高いです。

例えば、私が別で運営している2つのゲーム攻略サイトでは、どちらも以下の要素のみで1回で合格でしました。

  • 1つのジャンルに完全特化
  • ある程度のPVがある
  • ポリシーに触れないジャンル
  • 広告も未配信

同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

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