薬草を乳鉢ですりつぶし、大鍋をかき混ぜる。すると錬金術の地図に描いた道を、小瓶が少しずつ進んでいく。『Potion Craft』は、材料の組み合わせで道筋を作り、欲しい効果へたどり着くポーション作りのゲームだ。同じ薬を作るにも、材料と道の選び方に工夫が詰まっている。

正式名称は『Potion Craft: Alchemist Simulator』(ポーション・クラフト:アルケミスト・シミュレーター/薬作りと錬金術師の仕事を体験するゲーム)。Steam版はWindows向けの一人用で、日本語表示に対応。2022年12月13日発売の製品版を、通常価格2,300円で販売中だ。
材料をすりつぶすと、地図の道が伸びる
材料には、それぞれ地図上を進む方向と軌跡がある。薬草やキノコを選ぶと、どちらへ道が伸びるかを確認できる。乳鉢ですりつぶすと軌跡が長くなり、大鍋に入れてかき混ぜると、その道に沿って小瓶が移動する。
たとえば狙う効果が右下にあれば、その方向へ進める材料を組み合わせて道を作る。途中には危険な場所もあるので、目的地への方向と、途中を安全に通れるかを一緒に見たい。遠回りでも手持ちの材料で届く道を選ぶか、珍しい材料で短く進むか。調合は、在庫を使った経路探しになっている。
目的の効果へ近づいたら、かき混ぜる量を小さくして位置を調整。基剤の水を加えると小瓶が地図の中心へ寄るので、行き過ぎた位置を戻す工夫にも使える。効果の印にうまく重ねるほど高品質になり、ふいごで熱を加えて効果を付ける。すりつぶす、混ぜる、薄める、加熱するという手作業が、そのまま地図を操る操作になるわけだ。
新しい効果を探す日と、よく売る薬を作る日
地図を探索すると、新たな効果が見つかる。客の注文に応えるために未知の場所へ進むこともあれば、すでに知る効果を、もっと扱いやすい材料で作り直すこともある。

気に入った調合はレシピとして保存しておこう。必要な材料がそろえば同じ薬を作れるので、定番の注文に応えやすくなる。材料の残りが気になり始めたら、同じ効果まで別の道を探す好機だ。最初は発見、その次は原料の節約。知っている薬にも改良の余地が残る。
お客の困りごとから、売る薬を考える
店ではお客が事情を話し、解決に役立つ薬を求めてくる。言葉から必要な効果を考え、作ったポーションを売ろう。慣れるほど注文内容も複雑になり、調合台と店先を往復する仕事が広がっていく。

値段の交渉では、印の動きに合わせてタイミングよく操作するミニゲームを使う。売値に加え、材料の仕入れ価格も交渉できる。材料をいくらで買い、どの薬に使うかまで考えると、目の前の一瓶が店の経営につながってくる。
育てる材料を選べば、いつものレシピが回り出す
現在のSteam版には、庭を大きく作り替えた無料アップデート2.0が実装済み。育てる材料を選び、植えて水をやり、収穫する流れで在庫を増やせる。よく使う薬草を自分で育てれば、その材料を使うレシピを繰り返し作りやすくなる。

進行に合わせて庭の新しい区画も開き、育てられる材料の幅が増える。商人から仕入れるか、庭で育てるか。店で使う材料から、庭に植えるものを決めると、調合と日々の世話がつながっていく。
同じアップデートでは店内の家具や棚の配置変更も加わった。瓶の形やラベルを整え、できあがった薬を飾れば、自分の錬金術店らしい眺めも作れる。新規開始時には難易度も選べるので、ゆっくり調合を楽しみたいか、資源のやりくりに挑みたいかに合わせよう。
手元の薬草でどこまで届くか、今日はどんな薬を棚に並べるか。一瓶ずつ試す時間が好きなら、乳鉢と大鍋を使う小さな店仕事を始めてみよう。
画像出典:Potion Craft Steam公式ストア。開発:niceplay games/販売:tinyBuild。



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