『CARRION』触手で人間を狩り、体の大きさで道を開く怪物ホラー

CARRIONの怪物と研究施設を使った記事アイキャッチ PCゲーム

触手で天井をつたい、研究員をつかんで引き寄せる。『CARRION(キャリオン/腐肉)』は、施設から逃げ出した怪物を自分で動かす2Dホラーアクションだ。人間を襲って体を大きくし、手に入れた能力で研究施設の奥へ進んでいく。

この作品で面白いのは、怪物の大きさまで仕掛けを解く道具になるところ。小さな体の糸を使うか、大きな体で障害物を壊すか。通路と敵を見て、姿と攻め方を変える遊びが詰まっている。

隔離施設の中央で赤い触手を広げる怪物と上部にいる人間
隔離施設で触手を伸ばす怪物。人間を追う側として施設を進んでいく。 出典:Steam公式ストア。Copyright Phobia Game Studio 2020.
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触手でつかむだけで、移動も襲撃も怪物らしくなる

主人公は赤い肉塊と無数の触手でできた生物。床から壁、天井へ体を伸ばし、人間や物をつかみ、引きずったり放り投げたりできる。逃げる研究員を追う場面では、部屋の上下や通気口まで移動経路になる。

人間を捕食すると体が回復・成長する。一方、銃や火炎放射器を持つ相手には、入り口から一直線に飛び込むと集中攻撃を受けやすい。どこから近づき、誰を先につかむかが大切だ。敵の配置を見て、上側の足場や別の通路から回り込む。こちらが怪物だからこそ、待ち伏せの場所を選ぶ面白さがある。

PC版を扱ったNiche Gamerのレビュー(英語)でも、重武装の敵に対する隠密寄りの戦いと、体のサイズによる操作感の変化が取り上げられている。

研究施設の足場へ触手を伸ばす怪物
上下に足場がある施設。壁や天井へ体を伸ばして接近できる。 出典:Steam公式ストア。Copyright Phobia Game Studio 2020.

大きく育ったら、あえて小さく戻って道を開く

探索で新しい能力を獲得すると、通れる場所や仕掛けへの触り方が増える。たとえば、小さな姿で撃つ糸は、離れたレバーへ届く。ひと回り大きな姿の突進は、木の障害物を破るために使える。

能力は体の大きさと結び付いている。そこで役立つのが、特定の水場へ体の一部を預ける仕組みだ。小さくなって必要な能力を使い、あとで預けた体を回収する。敵を食べて成長する流れに、「今、この場所ではどの姿が役立つ?」という判断が加わる。

レバーが遠くに見えたときは、届く能力と現在の姿を確認する。木の障害物なら、破壊できる能力を試す。通路の形と使える技を結び付けて考えると、怪物の成長が探索の手掛かりとして見えてくる。サイズ変更と仕掛けの具体例は、WorthPlayingのPC版レビュー(英語)でも確認できる。

銃撃と炎を見て、攻め込む場所を選ぼう

火炎放射器の炎に包まれる赤い怪物
火炎放射器を持つ敵との遭遇。相手の正面と接近経路を意識したい。 出典:Steam公式ストア。Copyright Phobia Game Studio 2020.

研究員を追い回す場面から、武装した相手を崩す場面へ。敵の装備が変わると、同じ触手でも使いどころが変わる。炎を浴びせる相手や銃撃の密度が高い場所では、相手の正面を避けて接近するルートを探したい。

体が大きくなると画面の中での存在感も増し、細い通路では長い体の扱いが課題になる。成長、移動、戦闘がひとつながりになっていて、力を増すほど自分が動かしている生物の異様さも強まっていく。

血しぶき、捕食、肉体の損壊といった強いゴア表現を頻繁に含む。ドット絵で描かれる生々しさも、この作品を選ぶ際の大きなポイントだ。

エリア名と通路を覚える探索が好きな人へ

施設内は通路でつながり、新能力を手に入れて以前の場所へ戻る場面もある。行き先を考えるときは、エリア名、分岐、通過した扉を意識して進もう。探索の途中で少し間を空けるなら、現在地と気になった障害物を短くメモしておくと再開しやすい。

怪物の動きを操るアクションに、能力を使い分ける仕掛け解きが加わった構成。銃撃を避けて人間の背後へ回ることも、体を預けて小さくなることも、脱出への手段になる。異形の生物として施設を突破したい人に向く一作だ。

緑に覆われた施設で触手を伸ばす怪物と警備設備
植物に覆われたエリアにも警備設備がある。場所に合わせて通路を探す。 出典:Steam公式ストア。Copyright Phobia Game Studio 2020.

Steam版は日本語対応、1人で遊ぶアクション

  • 発売日:2020年7月23日
  • 開発:Phobia Game Studio
  • 販売:Devolver Digital
  • Steam版の対応OS:Windows、macOS、Linux
  • プレイ人数:1人
  • 日本語:インターフェイス・字幕対応
  • Steam日本向け価格:2,300円(2026年11月9日確認。価格は購入時のストア表示を確認)

対応言語と動作環境の詳細はSteam公式ストアへ。触手の動きと捕食表現が気になったら、掲載スクリーンショットも見ながら選んでみてほしい。

画像出典:CARRION Steam公式ストア。Copyright Phobia Game Studio 2020. All Rights Reserved.

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