ごはんを用意し、犬を洗い、床を掃除していたら、誰かがゲートを開けっぱなしにしていた。『Kennel Chaos: Daycare Simulator』は、犬を預かる施設のスタッフになり、仲間と仕事を分担する協力型シミュレーションです。開発・販売はWatashi Games。犬と遊ぶ時間だけでなく、その周りで増えていく仕事も自分の手で引き受けます。
1〜8人のオンライン協力に対応し、Steamでは日本語インターフェイス対応の無料デモを配信中です。製品版は2027年第2四半期に発売予定。犬の世話、施設の配置、片付けの優先順位がどう結び付くゲームなのかを紹介します。
犬ごとのケアカードを見て、世話を分担する

プレイヤーは施設の仕事をメニューから指示するだけではなく、犬を運び、道具を持ち、食事やシャンプー、掃除を実際に進めます。開発元の紹介(英語)では、犬を受け入れ、それぞれのケア内容に沿って世話をし、閉店時には正しい飼い主へ返す流れが説明されています。
収録犬種は21種類。ゲートを確かめて脱走を狙う犬、入浴後に近くで体を振って水を飛ばす犬、汚れた場所に転がり込む犬など、行動の癖も仕事に影響します。全員を同じように扱うのではなく、犬ごとのケアカードを見て、必要な仕事を把握することになります。
仲間と遊ぶなら、誰が犬を受け持ち、誰が道具や掃除を担当するかを相談する余地があります。一緒に犬を追いかけるだけでなく、別の場所に残った仕事を誰が進めるかも考えたいところです。
犬と道具を同時に持てないから、設備の置き場所が効く
本作で持てるのは一つだけ。犬を運んでいる間は道具を持てず、道具は購入して設置したラックへ取りに行く必要があります。Steamの公式説明でも、この制約とラックの置き場所が特徴として挙げられています。
犬を洗う場所と、必要な道具を置く場所が離れていれば、それだけ施設の中を往復することになります。見た目を飾るだけでなく、自分たちがどこで作業するかを考えて配置する遊びにつながっています。
施設づくりは、空の建物と限られた資金から始まります。犬舎、バスタブ、トリミング台、食事を用意する設備、遊具などを買い、壁や壁紙も整えて営業を始めます。働き始めて不便な場所を見つけ、次の改善を考える。この繰り返しが経営部分の見どころです。
汚れを放置すると、掃除の仕事が連鎖する

片付けは、汚れを一度消せばよいだけの仕組みではありません。排泄物を残しておくと踏まれ、足跡が廊下へ広がり、さらに時間がたつと乾いて、こすり洗いが必要になります。
目の前の犬だけに集中していると、別の場所で掃除の範囲が広がっていく。逆に、早めに片付ければ後から増える仕事を抑えられます。犬を洗う仕事と床を掃除する仕事は、別々の作業に見えてもつながっています。
「今すぐ終わらせる仕事」と「少し待たせられる仕事」を仲間と考えるのが好きなら、気になる仕組みでしょう。忙しさの程度や、人数によってどれくらい余裕が変わるかは、無料デモで確かめたいポイントになります。
売上を次の設備へ。ソロでも遊べる
犬の世話は施設の評価にも関わります。ケアカードで求められた世話が行われたかによって星の評価が上下し、売上から維持費を払って、残った資金を次の設備へ回していきます。犬を預かる数が増えても仕事を回せるように、施設と作業の流れを整える必要があります。
オンライン協力は最大8人ですが、1人でも遊べます。公式FAQ(英語)では、人数に応じて仕事量が調整されると案内されています。まず一人で仕事内容を覚えたい人も、友達と分担しながら始めたい人も選べる構成です。
一人称で手を動かす仕事のゲームと、自分たちが働きやすい施設を作る経営ゲームが重なる作品です。犬との触れ合いに加え、仲間と作業を整理すること自体を楽しめるかが、選ぶときの目安になります。
日本語対応の無料デモを配信中。製品版は2027年第2四半期予定
2026年10月18日現在、無料デモのSteamページにはシングルプレイヤー・オンライン協力の両方が掲載され、説明文でも1〜8人対応が案内されています。製品版とデモは、ともに日本語インターフェイスに対応しています。
公式サイトでは10月19〜26日のSteam Next Festへの参加も案内されていますが、デモ自体はすでにダウンロード可能です。イベント開始まで待つ必要はありません。デモの遊べる日数や製品版へのセーブ引き継ぎについては、今回確認できた公式説明には明記されていません。
製品版はWindows PC向けに2027年第2四半期発売予定で、具体的な発売日・価格は未発表です。Steamでは、ゲーム内の3D小物、音声・効果音、ブランド用素材、ローカライズへのAI生成コンテンツ利用が開示されています。日本語の読みやすさや操作の相性も含め、まずはデモで犬の世話を一日ずつ試してみるとよさそうです。
公式情報:製品版Steamストア/無料デモSteamストア/作品公式サイト(英語)/公式プレスキット(英語)
画像:Watashi Games/公式プレスキット



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