『ウツロマユ』昭和の家を調べ、化物の気配から身を隠す和風ホラー

『ウツロマユ』昭和の家を調べ、化物の気配から身を隠す和風ホラーのアイキャッチ PCゲーム

夕暮れの商店、畳の部屋、奥へ続く暗い廊下。『ウツロマユ – Hollow Cocoon -(ホロウ・コクーン/空ろな繭)』は、1980年代の日本を歩き、古い家の謎を探る一人称ホラーアドベンチャーだ。

化物の気配を確かめ、身を隠し、隙を見て資料を探す。昭和の家屋を丁寧に眺める時間と、同じ廊下を息を潜めて進む時間。その変化が気になる人に向く。

木造商店と赤いポストがある田舎の通り
1980年代の日本を思わせる商店。村の風景を歩いて確かめていく。 出典:Steam公式ストア。©NAYUTA STUDIO 2023. ALL RIGHTS RESERVED.
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懐かしい風景を歩き、母の生家へ向かう

主人公は大学生の陣場湊。祖母が危篤との知らせを受け、十数年ぶりに母の故郷を訪れる。舞台となるのは、山に囲まれた村「一ノ瀬」だ。

店の軒先や昔ながらの家具、窓から差す光まで、生活の気配を感じる風景が広がる。一人称視点なので、気になった物へ自分で近づいて確かめることができる。家の中を調べ、置かれた資料を読み、場所と家族の過去を少しずつ結び付けていく。

探索中には10円玉を使うコインゲームも登場する。昔の店先を思わせる小さな遊びまで用意されていて、村の暮らしを感じさせる作りだ。昭和の風景と序盤の探索は、Game*SparkのPC版プレイレポートでも詳しく取り上げられている。

レトロなコインゲームの盤面
10円玉を使うコインゲームも登場する。 出典:Steam公式ストア。©NAYUTA STUDIO 2023. ALL RIGHTS RESERVED.

懐中電灯を向ける時間と、身を隠す時間を選ぶ

家の探索が進むと、化物の気配をうかがいながら移動する場面へ入る。基本は逃げる・隠れる・隙を見て調べるという行動の繰り返し。物を探す場所と、危険なときの退避先を一緒に覚えておきたい。

暗い場所では懐中電灯が周囲を照らしてくれる一方、点灯すると化物から発見されやすくなる。部屋を確認するために照らすか、気配を感じて光を抑えるか。通路の暗さが、探索の判断に関わってくる。

近づく予兆を音で知り、押し入れやつづらへ身を隠す。気配が落ち着いたら次の場所を調べる。家の間取りを覚えることが、自分の行動を助ける作りなので、扉や廊下のつながりに目を向けて進もう。

懐中電灯に照らされた古い屋敷の廊下
懐中電灯を頼りに廊下を進む。照らすタイミングも探索の判断になる。 出典:Steam公式ストア。©NAYUTA STUDIO 2023. ALL RIGHTS RESERVED.

怖さに合わせて難易度を下げ、画面の揺れも調整できる

難易度は3段階。物語を追いやすい設定から、歯応えを求める設定まで選べる。開始後の難易度変更は、下げる方向に対応しているため、最初の選択では自分のホラーへの慣れを基準にしよう。

オートセーブと手動セーブの両方に対応し、ゲームオーバー後は直前のチェックポイントから再挑戦できる。一人称視点の揺れが気になるなら、カメラの揺れ、視野角、画面中央の点表示も調整可能だ。

じっくり調べ物をしたい人にとって、怖さと見やすさを合わせられるのはうれしいところ。まず設定を確認し、室内を見渡す動きが自分に合う状態を作ってから探索へ進みたい。

こたつと古いテレビのある和室
こたつやテレビが置かれた居間。家の中に残る物を調べていく。 出典:Steam公式ストア。©NAYUTA STUDIO 2023. ALL RIGHTS RESERVED.

日本語音声対応。Steamでは体験版から雰囲気を確かめられる

Steam版はWindows向けの1人用作品。日本語はインターフェイス・音声・字幕に対応している。開発・販売はNAYUTA STUDIOで、2023年12月発売。Steamの発売日表示は12月6日だ。

日本向け価格は1,480円(2026年11月9日確認)。Steamには体験版もある。動作環境や一人称の操作感、風景の雰囲気を確かめてから製品版を選べる。詳細はSteam公式ストアへ。

暴力、流血、自殺に関する表現を含む作品なので、物語の題材も踏まえて選ぼう。古い家に残された物を調べる楽しさと、気配から身を隠す緊張感を味わいたいなら、まずは一ノ瀬の夕暮れを歩いてみてほしい。

画像出典:『ウツロマユ – Hollow Cocoon -』Steam公式ストア。©NAYUTA STUDIO 2023. ALL RIGHTS RESERVED.

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