6月にビザを取得してきたので、中国観光のための”観光Lビザ”取得までの必要書類、費用、体験談をまとめました。
2024年6月10日更新
はじめに
7月に中国へ観光に行く予定があるので東京で観光Lビザの申請を行いました。オンラインでの予約や申請は一切対応しておらず、どんな理由があっても必ず現地に赴いて書類を提出する必要があります。
日本ではビザが必要な国自体が少ないですよね。初めてのビザの申請にはかなり手こずりました。
中国ビザは情勢によりあらゆる事がすぐに変化し続ける為、正しい情報にたどり着けず本当に苦労しました.. また近いうちに条件や内容は変わる可能性も有りますが、2024年6月5日に申請を行った時点での取得までの手続きや経験談を同じ境遇の方へ記録しておこうと思います。
遅くとも1カ月前には申請をするべきとの事ですが、実際には書類に不備が無かったのも有り、4日後には受け取ることが出来ました。(何があるか分からないので勿論早めに申請しましょう)
料金
観光Lビザ 大人1名 普通申請 料金は7,750円
現金または各種カードを使用できます
取得に必要な書類
以下の書類を用意して不備なく通過できました。必ず申請する本人が行く必要があります
公式や他の記事で説明されている物でなくとも、それぞれに少しだけ例外があり簡易的な物でも代用することが出来ます。後にそれぞれ詳しく解説します
- 有効なパスポート
- 顔写真入りページのパスポートカラーコピー1枚
- 印刷したビザの申請表(オンライン記入のみ)
- カラーの証明写真(48mm×33mm)
- 日本から中国への往復の航空券E-ticket(情報がわかる他の物でも可)
- 中国国内での宿泊施設全日程表と証明書(代用可)
ビザ申請の前に、全日程宿泊施設と往復の飛行機の予約が必須です。
その他の特別な書類や条件は公式サイト→ビザ申請表入力へ進む から確認
有効なパスポート
有効期間が申請日から6ヶ月以上、査証欄に余白ページがあるパスポート原本
ビザ申請時にパスポートを中国ビザセンターへ預けることになり、受け取り時に返却されます。
(無くしたと思って焦って探してしまいました・・何やってるのか)
顔写真入りページのパスポートカラーコピー1枚
顔写真や詳しい情報が記載されているページのカラーコピー1枚
セブンイレブンでそのままコピーして持っていきました。
ビザの申請表
申請表はオンラインで作成
提出や申請は現地のビザセンターに赴く必要がありますが、申請表はオンラインでしか作成できません。
現地に行ってからスマホで作ることも出来なくはないですが、かなり確認する項目が多く現地も混んでいるので必ず事前に作成しておきましょう。
公式ビザセンターのサイトに会員登録
申請表の作成には会員登録が必要になるので登録しましょう。作成している申請表の記録に使用します
(6月4日に申請表を作成したのですが、どうやら6月3日にサイトの大幅リニューアルがあったようです。)
申請表を作成
画面右上、申請表入力ボタンから申請表を作成します。後で必要になるので、自身の提出しに行くビザセンターの場所も事前に選択しておきましょう。(他都市のビザ申請センター)
申請表入力手順と注意すべき項目
重要 ”記入欄には、中国語または大文字英語で入力してください“
日本語でも入力出来てしまいますが、印刷時に正しく出力されず書類は一切使えません。必ず守ってください。(私はやり直しました)
印刷する書類を作成するためのページであり、この段階で入力したあらゆる情報は直接的にビザ取得とは関係ありません。
分かりづらかった場所だけ説明します
1.5 出生地
都道府県、市
全て大文字で記入 県、市の記載は不要でした。
1.7 国籍及び永住権
身分証ID番号
パスポートの旅券番号(Passport No.)を入力します。
例:AB01234567
1.8 パスポートの種類
パスポート番号
1.7で入力した身分証ID番号と同じでパスポートの旅券番号(Passport No.)を入力します。
1.9 現在の職業
個人事業主を選択 記入する項目は無いですが現地で軽くどんな内容かを聞かれました。
1.10 年収
日本円の選択は無いので注意
2.2 ビザ申請情報
滞在日数
滞在する日数をぴったりの日数で書きます
2.4 渡航日数
*マークのみの記載で良いですが、中国に滞在している間の日程を1日も欠かさず全てしっかり書かなければビザ申請が出来ません。(県は不要)
他の都市へ行き宿泊する予定があれば全て細かく追加する必要があります。
申請表をダウンロード
最後まで入力後に申請表を提出する のボタンからPDFファイルをダウンロードします
オンライン申請表を印刷
ダウンロードしたPDFファイルを印刷します。
(私はかんたんnetprintを使用しセブンイレブンで印刷しました。)
顔写真ページ含め全部白黒で印刷しましたが問題ありませんでした。結局カラーの証明写真を持っていくので良いって事かな?
自分で印刷できる方や面倒な方はオンライン申請表ごとカラーコピーが確実だと思います。
結構な量を印刷することになるのでファイルを用意しておきましょう。
日本から中国への往復の航空券E-ticket
往復のE-ticketを印刷して持っていきます
私の場合は片道でそれぞれで違う航空会社を選びました。行きと帰りの日程がわかり、航空会社からの証明になる情報を印刷して持っていけば大丈夫です。
日本から中国行き JAL 中国から日本生き 中国国際空港
E-ticketがよくわからず必要書類が足りていなかったのですが、現地ですぐにスマホのメールをスクリーンショットしその場で印刷して貰えたので心配はいりません。(1枚当たり20円)
どの画面や情報が必要かもその場で教えて頂き、スクリーンショットが必要な場面まで教えてくれました。
通過した書類
Gmailに届いている以下の情報のスクリーンショット/印刷で通過できました
中国国内での宿泊施設全日程表と証明書
中国に滞在している期間の全ての予約したホテルの証明書、または現地の知人宅に宿泊する場合は現地の方からの招聘状が必要です。
予約したホテルの証明書と日程全て
Gmailに届いている以下の情報のスクリーンショット/印刷で通過できました
知人宅に宿泊する場合
中国在住者からの招聘状が必要になります。(知人、友人等)
招聘状には、中国在住者の個人情報カードの両面が必要になる為、互いに信頼できる方に頼みましょう。
以下のサイトでダウンロードできることを確認しました。
現地の体験談(申請時)
先ほど用意した全ての必要書類と支払うための現金や手段を用意していきます。
私は東京の中国ビザセンターに火曜日午後1時頃に行き、午後5時頃に全ての手続きが完了しました。
会場は12Fにあり、内部は印刷、証明写真撮影、パソコン、大量の椅子と30個ほどの窓口、モニター等、現地で殆どの必要書類を作れる程の設備が整っていてエアコンも良く効いていました。
会場内のスタッフの日本語は流暢ではありませんでしたが、対応はかなり早いうえに並び直しも無く、融通が利いてスムーズでした。
列に並ぶ ~10分
レビューや他の方の体験談では、役所のように入口に1名の警備員か案内人からの指示があるようですが私の行った時間帯ではいませんでした。
並ぶ列は1つしか無い為直接そのまま並びます。書類の処理をする窓口だけで10人程いる為、フロア内いっぱいに並んでいても10分程度しかかからずかなり早く済みました。
書類を提出する ~5分
不足している書類や追加の書類の印刷はその場で指示してもらい、提示されたメールアドレス宛に画像を送る事ですぐに印刷できます。
(その場合でも並び直す必要はなく、後から優先して処理して貰えます)
提出後待機番号の書いた紙を貰います
メールの送信や受信に慣れていない方は、画像添付とメール送信に苦戦してそこで列が止まって他の方を待たせていました。不安な方は確認しおきましょう
呼ばれるまで待機 ~3時間
大量にある椅子の理由はこれでした。本やパソコン、時間を潰せるものを持っていくと良いです。
会場内に5つ程あるモニターに番号と順番が表示され、切り替わるごとに音が鳴ります。自分の番が少し分かりにくいのでよく確認しておきましょう。
(時間を過ぎると1回呼び掛けてくれますが、会場が広い割りにマイクやアナウンスは無い為、会場外へ出るのはおすすめしません)
書類の審査、面談 5~30分
書類提出とは違い、しっかりとガラスが張ってある別の窓口へ行きます。別室ではなく、沢山の人が待機したり並んでいるすぐ横なので安心してください
処理する窓口は10個以上あり、こちらもかなりスムーズではありましたが必要書類が足りていなかったり怪しい場合には長くなる可能性があります。(多分その為に長く待たされている?)
私の場合は必要書類が殆ど足りていたため比較的すぐに終わったようです。完璧なら5分程度でしょう
書いてあった書類の内容を確認して、たまに質問されます。
私の場合は、職業の自営業は実際にはどういう商売をしているか?この項目は正しいですか?等の小さな質問だけで済みました。
ホテルの予約の名前の部分が印刷出来ておらず、1枚だけ印刷しに行ったため実際にかかった時間は10分程
印刷出来たら後で必ず来て提出してね!並ばなくていいよ と言われて先にビザ申請合格という事で全ての書類とパスポートを預け、支払いとビザ受取証を受け取りに行きました。
ここまでで4時間程経過、会場を出たのは午後5時 人はどんどん増え続けていました。
現地の体験談(受取時)
申請時に受け取ったビザ受取証を必ず持っていきましょう。
最初とは違う会場に通されます。
70人待ち程でしたが並んでから終わるまで1時間程で終わりました。問題無ければ窓口に行き、ビザがついたパスポートを返還してもらい終了です。
(申請時と違いエアコンは無く暑かった)
まとめ
- その気になればオンライン申請表とパスポート現物以外の全ての書類は現地で用意出来る
- 申請時に料金の支払いがある
- 必ず申請する本人が行く
- 処理や手続きはスムーズだが、待機時間は長い
その気になれば殆どの書類は現地で作成できますが、アクセスはあまり良いとは言えないので、パスポートと申請表だけは必ず忘れないように準備していきましょう。
スタッフや手続きはスムーズで融通が利いて並び直す必要もなくかなり良い対応でした!
1時~5時にかけてどんどん人は増えて行ったので、出来る限り早い時間帯に来る方が速く手続き出来ると思います。
中国への観光や渡航、情報は頻繁に変わる為この記事もすぐに役に立たなくなる可能性も有りますが、ご参考になれば幸いです。
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